第一回『蒔いて環炭®』性能実験 ~アレロパシー吸着実験~

2013-06-12

「蒔いて環炭」アレロパシー物質の吸着性能を確認 このたび、「蒔いて環炭」が連作障害の原因のひとつであるアレロパシー物質の吸着にどのように効果があるのか、簡易土壌アッセイ法という方法で実験を行いました。 農作物は連作を行うと原因不明のいや地現象といわれる連作障害が発生します。 この連作障害を回避するため、他の農作物を植えたり(輪作)、農地を休ませたりする方法が取られています。ただ、輪作の場合、肥料・農薬が作物によって異なる場合もあり、コストもかかりますし、農薬のポジティブリストの整備も煩雑になります。 このいや地現象の原因は、栽培作物の根から滲出されるアレロパシー物質にあるといわれています。 そのアレロパシー物質を土中で「蒔いて環炭」が吸着すれば、いや地現象は改善します。 今回の実験は、その実証を簡易的に行ったものです。 土壌アッセイ法の手順は ①いや地の土壌を採取し40度以下で乾燥させる。 ②乾燥土壌を粉砕し径1ミリのふるいに通す。 ③実験用マルチディッシュに②の土壌を3グラムずつ入れる。 ④活性炭を0.3グラムずつ各土壌に添加し混合する。 ⑤寒天(低温ゲル)を用意し、寒天の温度を40度以下に下げる。 ⑥ゲル状の寒天を各マルチディッシュに5ml添加し土壌と混合させる。 ⑦凝固後、更にゲル状寒天を5ml添加し凝固させる。 ⑧凝固したマルチディッシュに検定植物とした小松菜(レタス同様アレロパシーの感受性が強いとされています)の種子を5粒ずつ置く。 ⑨マルチディッシュに蓋をしてテープで密封した後、暗室条件下で3日間培養し、その様子を測定する。 (注)寒天は、肥料成分はありません。 (注)今回の実験に際して、いや地の土壌は千葉市緑区の(有)チャイルドフラワー(横田社長)様にご提供いただきました。 チャイルドフラワー様土壌 小松菜アッセイ試験チャイルドフラワー様土壌 小松菜アッセイ試験 ≪まとめ≫ ACなしは、「対象となる土壌に種子」を置床したものですが、やはり、いや地現象で生育が阻害されていると思われる結果となりました。 SCSと表記があるのは、「蒔いて環炭」の活性炭です SCWの表記は、某社のヤシガラ由来の活性炭です。 SCPの表記は、木質系で水蒸気賦活して作られた某社の活性炭です。 「蒔いて環炭」がヤシガラ活性炭及び木質系活性炭に比して、いや地の成分を吸着したことにより成長が他より進んでいるの事が、よく判ります。
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